日本が二大政党制になっている理由
二大政党制になると政権交代がやりやすい
二大政党制になれば、政権交代がやりやすくなるメリットがあります。
それによって、1つの政党だけが長く政権を握るといったことがなくなるので、政治家による癒着であったり、コネクションなどを防ぐことができるのです。
二大政党制になりやすい訳は?
小選挙区制では、二大政党制になりやすいと言われていますが、その理由はどこにあるのでしょうか。
例えば、S党とT党の2つの政党があったとします。
そして、もしS党に極めて有力な後者がいたとすれば、自ずとT党への出馬が考えられるわけです。
候補者からすれば、立候補をする以上は当選したいわけですから、政党としては1人でも多くの当選者を出したいと思っているわけです。
大選挙区制とは全く違うからこそ
大選挙区制では、候補者の全員が当選をする場合もあるわけです。
しかし小選挙区制の場合は、1人しか当選しないわけですから、政党としては1人にしか絞ることができないのです。
だからこそ、とある党がダメなのであれば、また別の党で出るというわけなのです。
政権が安定するというメリットがありますが
小選挙区制になれば、先程も言いましたが1つの政党に政権が集中しないので、政権が安定するというメリットがあります。
ただ、その一方で民意が反映しづらく、死票も増えてしまうというデメリットも生じてしまうのです。
したがって、一概に小選挙区制がいいとも言えませんし、このあたりはこれからの課題として取り組んでいく必要があると言えます。