どういった選挙制度がベストなのか
大選挙区制なら死票は出ませんが
大選挙区制の場合は、基本的に死票の数はかなり少なくなります。
例えば、1つの選挙区で3人が当選できるケースであれば、当選者は3人いるわけですから、それだけ死票の数も少ないわけです。
もし小選挙区制であれば、当選者は1人だけになってしまうので、どうしても死票が多くなってしまうのです。
そう言う意味では、死票が出ない大選挙区制がいいようにも思えます。
政権が安定しづらいデメリットがある
ただ、大選挙区制の場合、どうしても単独で議席を過半数出せるような政党は少なくなってしまいます。
しかし、政権を握るためには、衆議院議員の半分以上は自党の政党であることが条件となります。
その結果、どの政党も政権を握れなくなってしまうといった自体が発生しやすくなり、結果的に政権が安定しづらくなってしまうのです。
もし政権が握れなくなってしまえば
では、もし政権が握れないような状態になれば、どうすればいいのでしょうか。
その場合は、自党と別の党とで連立を組むことになるわけです。
そうすることで、政権を握れる確率を高められるわけです。
ただ、当然ですが違い政党同士になるため、それぞれ公約やスローガンも違うわけです。
なるべく似たような政策を目指す党同士が連立を組みますが、それでも考え方は微妙に違ってくるわけです。
その結果として、やはり政権は不安定になりやすいですし、どちらの公約も果たせないといった事象になりかねないのです。